「堅実経営」、「取引先から信用・信頼される銀行」であることが、当行の特色です。地域に密着した地方銀行らしく、営業地域に関する情報量が豊富で、小回りが利く対応によって、お客さまと距離が近い関係を築いていると自負しています。

職員にとっては、規模の小さな銀行だからこそ一人ひとりが担う役割は大きく、積極的な姿勢があればいろいろなことにチャレンジできる環境が魅力です。ですので、特定の領域や担当に特化したスペシャリストよりも、ジェネラリストとしての力を身につけることが大切だと思います。また、それぞれに得意・不得意があるなか、個性を発揮して活躍できるチャンスがたくさんあるのも大きな特長でしょう。私も支店長として、店舗の職員がやりがいをもって楽しく働けるように全力でサポートしています。

支店長となって多くの取引に関わるなか、忘れられない案件があります。それは、従業員が10名に満たない企業の経営改善でした。ご相談いただいたお客さまは新規事業による成長の見込みはあるものの、人材確保や資金繰りなどの課題を抱えておられ、他の金融機関や公的機関が難色を示す経営状態でした。しかし当行は各領域の専門家を交えて経営者とヒアリングを重ね、実態の把握と評価をしたうえで総合的な改善案を提案しました。

お客さまはこちらの提案を受け入れてくださり、計画を実施。その結果、業績と資金繰りは改善し、現在も順調に成長を続けています。

途中、「このまま取引を進めて本当に大丈夫なのか」、「改善計画の効果は出るのか」という不安が頭をよぎったときもありましたが、お客さまと膝を突き合わせて本音で話し合ったことで、自信をもてるようになりました。私たちの仕事はお客さまとの信頼関係がベースになっているのは理解していましたが、この経験を通じてより強く実感しました。

多様な働き方が生まれている今、先輩社員のとある一日のワークスタイルを紹介します。